度付きレンズ
度付きレンズは、個人の視力検査結果に基づいて作製されるカスタムレンズです。近視、遠視、乱視、老視などの視力上の問題を補正します。度付きレンズの各パラメーターは、検眼士または眼科医などの専門家が決定します。処方内容は一人ひとり異なるため、それぞれに適した見え方を実現できます。
処方箋にはどのような項目が含まれますか?
メガネの処方箋には、通常、以下の項目が含まれます。
- SPH(球面度数):近視または遠視の度数です。マイナス(−)は近視、プラス(+)は遠視を示します。
- CYL(円柱度数):乱視の度数です。
- AXIS(乱視軸):乱視の方向を示す角度です(0°〜180°)。
- ADD(加入度数):老眼用の二重焦点レンズまたは累進レンズで、読書など近くを見るために追加する度数です。
- PD(瞳孔間距離):左右の瞳孔中心間の距離です。
各パラメーターの詳細
SPH(球面度数)
球面度数は、ピント合わせの問題を補正するレンズの度数を表す数値です。具体的には、次のとおりです。
- プラス度数(例:+2.00):遠視の方が近くのものを見やすくするための度数です。
- マイナス度数(例:−1.50):近視の方が遠くのものを見やすくするための度数です。
- 度数0:「Plano」または「infinity」と表記されることがあり、視力補正が不要であることを示します。
度数はディオプター(D)で表され、通常0.25刻みで調整されます。当社のレンズは+8.00Dから−12.00Dの度数範囲に対応しています。
CYL(円柱度数)とAXIS(乱視軸)
CYLとAXISは、乱視を補正するための重要な2項目です。乱視は、角膜が完全な球形ではなく不規則な形状をしていることで起こります。光が網膜上の一点ではなく複数の点に焦点を結ぶため、ぼやけたり歪んだりして見えます。
重要:処方箋にCYLの値が含まれる場合は、対応するAXISの値も必ず必要です。これら2つの項目は切り離せません。
各項目の詳細
- CYL(円柱度数):乱視を矯正するための度数です。空欄の場合は乱視がないことを示します。プラスまたはマイナスの値で記載され、単位はディオプター(D)です。一般的な範囲は±0.25D〜±4.00Dで、最小調整単位は0.25Dです。
- AXIS(乱視軸):乱視を矯正する方向を示します。範囲は0°〜180°で、必ずCYLと組み合わせて記載されます。
ADD(加入度数)
ADDは、読書など近くを見る作業のために追加する補正度数です。遠くを見るための度数に追加する値で、老眼鏡、二重焦点レンズ、累進レンズで一般的に用いられます。
- 機能:読書やスマートフォンの操作など、近くを見る際に必要となる度数を遠方用の度数に追加します。
- 数値の特徴:通常は左右同じ値です。処方箋には片眼分のみ記載される場合がありますが、両眼に適用されます。単位はディオプター(D)で、一般的な範囲は+0.50D〜+3.50D、調整単位は0.25Dです。
- 適用対象:遠くと近くの両方を見る必要がある場合に関係します。遠方用のみのメガネでは必要ありません。
- 表記:「ADD」や「Near」などと表記される場合があります。
ご注意:Even Realitiesの単焦点レンズは、加入度数(ADD)のカスタマイズに対応していません。必要な場合は、Even認定眼鏡店へご相談ください。
PD(瞳孔間距離)
瞳孔間距離は左右の瞳孔中心間の距離で、度付きレンズが目の前の正しい位置に配置されるようにするための値です。成人のPDは通常60mm〜66mmで、63mmが一般的な平均値です。検眼士に測定してもらうことをおすすめします。
プリズムレンズ
プリズムレンズは、目の焦点や位置合わせの問題を補正するために使用します。斜視や両眼視の協調に関する問題の治療で重要な役割を果たすことがあり、光の経路を曲げることで両目がより正しく位置合わせできるようにします。
Even Realities公式サイトでは、プリズム補正を含むレンズの作製には対応していません。必要な場合は、Even認定眼鏡店までお問い合わせください。